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EXE形式の実行ファイルのサイズを縮小する「EZIP」v0.6 alpha

縮小したEXEファイルはそのまま実行可能

(99/06/11)

「EZIP」v0.6 (alpha)  EXE形式の実行ファイルのサイズを縮小するソフト「EZIP」が公開された。Windowsのコマンドプロンプト上で動作するWindows 95/98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「EZIP」でファイルサイズを縮小したEXEファイルは、ファイルを元のサイズに戻すことなく、通常のプログラムとしてそのまま実行できる。「EZIP」の作者によると、元のEXEファイルより30~50%ほどサイズを縮小でき、データの転送速度が比較的遅いネットワーク上のドライブやCD-ROMなどから直接プログラムを実行する際に、プログラムの読み込み時間が短縮されるといった利点があるという。フロッピーディスクやZIPディスクなど容量の少ないメディアに、持ち運んで使いたいプログラムをたくさん保存しておくという利用方法も可能だろう。使い方は、コマンドプロンプト上で「EZIP」があるディレクトリに移動した後、「EZIP」の実行ファイル名に続けて、縮小したいEXEファイルの名前と、縮小した後の出力ファイル名を入力する。元のEXEファイルは一切変更されず、サイズの縮小されたEXEファイルがコマンドプロンプトで指定した別名で新しく作成される。

 編集部で実際に試したところでは、ファイルサイズが5MBほどの「Netscape Navigator」のEXEファイルが約半分の2.4MB程度になり、プログラムも問題なく動作した。一方、LHA形式などで圧縮された自己解凍形式のEXEファイルは、ほとんどの場合実行が不可能になるか、またはファイルサイズが逆に大きくなるという現象が発生した。EXEファイルのサイズの縮小は思わぬトラブルを招く可能性もあるため、元のEXEファイルとともに関連するデータも事前にバックアップしておくなど、十分注意する必要があるだろう。

【著作権者】Jonathan Clark 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.6 (alpha)(99/06/10)

□News(EZIPのホームページ)
http://jitit.com/

(日沼 諭史)

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