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地形データ解析ソフト「3DEM」で立体地図を作ろう

「Terragen」と組み合わせれば火星の3D風景画も作成可能

(99/05/28)

「3DEM」
「3DEM」の
地形イメージ図と3D画像


「3DEM」の3D画像を元に「Terragen」でリアルに描画
「3DEM」の3D画像を元に
「Terragen」でリアルに描画

 地形データを利用して、世界各地のリアルな3D風景を描画するソフトはいくつかあるが、ついに火星の地表やフラクタル画像まで解析できるソフトが登場した。地形データ解析ソフトの「3DEM」だ。

 「3DEM」はUSGS(米国地質調査所)が公開している地形データファイルを解析し、標高ごとに段階的に色分けされた地形イメージを表示するソフト。米国で利用されているさまざまな地形データ形式に対応しており、世界各地の地形だけでなく、NASAが公開している火星の地形データなどを解析し、描画することができる。

 「3DEM」は地形イメージを表示する以外に、OpenGLを利用して地形イメージ内の指定した範囲を3D画像で表示したり、鳥が飛ぶような視点で移動する3D動画を表示することができる。地形イメージや3D画像をBMP形式やJPEG形式で保存できるほか、3D動画をMPEGムービーファイルに出力することも可能だ。フラクタル画像を描画して地形イメージのかわりに利用する機能もあり、カラフルなフラクタル画像を立体的に表示する、幻想的なムービーを作成することもできる。

 また、「3DEM」の3D画像を、3D景観描画ソフト「Terragen」のデータ形式に出力することも可能だ。「3DEM」の3D画像は標高別に色分けされただけの比較的シンプルなものだが、「Terragen」と組み合わせることで、大気の状態や光源、地表面や雲の質などを考慮した、よりリアルな3D風景画を作れるようになる。NASAの公開している火星の地形データをダウンロードして、火星の地表を自分で忠実に再現してみるのも面白いだろう。

【著作権者】Richard Horne 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】7.04

□Freeware Software by Richard Horne
http://www.monumental.com/rshorne/
□窓の杜 - 3D景観描画ソフト「Terragen」v0.6.1.1
http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/01/13/terragen.html

(新城 雅章)

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