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KANAのオンラインソフト奮闘記


【第3回】

第一章「私にも使えるかしら」
解凍しちゃうわけ?

(99/03/12)

 みなさん、こんにちは。KANAです。パソコンに関係する言葉で「解凍」と言われたらどんな作業かわかります?私はわからなくて”冷凍食品みたいだぁ”と思ってました。ということで今回は「解凍しちゃうわけ?」です。

ファイルの拡張子を表示しよう

 先週はダウンロードについて書きました。私たちはデータライブラリからファイルをダウンロードしたわけだけど、Windowsではファイル名に拡張子というのがついてるの。ファイル名を見ると.txtとか.docとか、点のあとに英数字3文字がついてるよね。これが拡張子といってファイルの種類を表しているわけ。あら?ついてない??それはWindowsの設定が拡張子を表示しない設定になっているからよ。オンラインソフトを使うなら、拡張子を常に表示する設定にしておくほうがなにかと便利。設定方法はエクスプローラのウィンドウで[表示]をプルダウン→[ファイルオプション]で[表示]タブを選択して、[登録されているファイルの拡張子は表示しない]のチェックボックスをはずすの。これで拡張子が表示される設定に変更できるわ。

 なんで拡張子が重要かというと、ダウンロードしたファイルの拡張子によってそのあとの作業が変わるからなの。「窓の杜」などのライブラリからダウンロードしたファイルには、「解凍」という作業をしないと次のステップのインストールに進めないものがけっこうある。なんでファイルの拡張子を表示させるかっていうと、ファイルの種類によって解凍方法が違うから、拡張子で解凍方法を見分けるためなの。ちなみに窓の杜からダウンロードできるファイルはほとんど全部が.exe(えぐぜ)か.lzh(えるぜっとえいち)か.zip(じっぷ)のどれかに分類できるの。

.lzhと.zipなら「Lhasa」で解凍

 拡張子が.exeのファイルなら解凍ソフトを使わなくても解凍できる。ダブルクリックするだけでいきなり解凍が始まるか、またはそのままインストーラーが起動するの。これってすごくありがたいよね。なにしろダブルクリックするだけで解凍できるんだもの。

 ダウンロードしたファイルの拡張子が.lzhや.zipなら解凍ソフトが必要になる。あ、「解凍ソフトを解凍できないかもしれない」という心配ならご無用。「Lhasa」(らさ、と読みます)という解凍専用ソフトなら、上記の.exe形式だからダウンロードした「Lhasa」のファイルをダブルクリックするだけで使えるようになっちゃう。デスクトップに「Lhasa」ショートカットアイコンをつくっておけば、そこに解凍したいファイルのアイコンをドラッグ&ドロップするだけで解凍できる。さらに「フォルダの自動作成」に設定しておけば、解凍先フォルダを自動作成してそこへ解凍してくれるから便利なの。ファイルの解凍ならたいてい「Lhasa」一本ですむから、まっ先に入手しよう。窓の杜からのダウンロードは文末のURLを見てね。

どうして解凍が必要なの?

 実は、オンラインソフトってソフトのファイル本体だけでは配布されてなくて、インストール時に必要なファイルやその他の付属ファイルなど、一度に複数のファイルを入手することになるの。でも複数のファイルをひとつひとつダウンロードするのって手間だし、どれかをダウンロードし忘れちゃうってこともありそう。そこでまとめてひとつにパックして、さらに「圧縮」することでファイルの大きさを小さめにしてダウンロードしやすいようにしてある。ファイルが小さいほうがダウンロードしやすいことは理由は、前回の「ダウン?ロード??」でも書いたよね。小さめファイルをひとつだけダウンロードするなら手間も時間も電話代もおさえられる。ソフトの作者さんが気をつかってくれてるんだぁ。

 イメージは通信販売なんかで見かける”布団圧縮袋”。お客さん用の敷き布団や掛け布団、毛布やシーツやパジャマまでセットにして入れて、ひとつにまとめてできるだけ小さくしておけば布団をしまう場所が小さくてすむし、運ぶのもラク。使うときは布団圧縮袋を開けるだけでいいからすごくラクチンでしょう?

 さて、解凍するときに注意したいのが[解凍先]。解凍するときは、解凍されて出てくる複数のファイルを一度保存するの。ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックするとあなたのパソコンでの[解凍先]を聞かれることがあるの。こういうときのために解凍専用フォルダを作っておくと便利。[解凍先]を指定しないと解凍したファイルがハードディスク内で迷子になったり、デスクトップに散らばっちゃっう。恥ずかしながら私は何度もデスクトップに散らかしちゃった。さっき紹介した「Lhasa」なら解凍先フォルダを自動作成して、その中に解凍してくれるから安心よ。

 まれに解凍できないことがあるんだけど、それはダウンロード時にファイルが壊れてしまった”不慮の事故”。運悪くそういう事態に遭遇したら、ダウンロードに失敗したファイルを削除して、改めてダウンロードし直してね。壊れてると「解凍できない」という警告メッセージが出るからすぐわかる。ちなみに「窓の杜」のソフトライブラリ収録ソフトは動作確認済みなの。だから解凍できない場合は、ダウンロードに失敗した可能性大というわけ。

 私ね、解凍したらダウンロードしてきたファイルは消えてなくなるんだと思ってた。でも解凍後もダウンロードしてきたときのまんま残ってるのよね…。私よりWindowsにうんと詳しい友達に聞いたら、インストールに成功したらダウンロードしてきたファイルは捨ててもOKだって。だから私はインストール後にさっくり捨ててる。あ、インストールについては次回詳しく書くので待っててね。

解凍はこれでOK!

1. ファイルの拡張子をいつも表示させておこう

 ファイルの拡張子によってファイル解凍のための作業が違う。拡張子が表示されていない人は、Windowsの設定を変更して表示するようにしてね。

2. 拡張子が.exeならダブルクリックするだけ

 .exeという拡張子ならダブルクリックするだけ。解凍ソフトがいらないからすごく簡単なの。あ、解凍先フォルダを指定することを忘れないでね。

3. 拡張子が.lzhや.zipなら解凍ソフトが必要

 解凍したいファイルの拡張子が.lzhや.zipなら解凍ソフトを使って解凍する。解凍ソフトは簡単ベンリな「Lhasa」がおすすめ。

4. 解凍できないときは?

 ファイルが壊れているので解凍できない、という警告メッセージが表示されることがある。そういうときはダウンロードしたファイルをは捨てて、ダウンロードし直そう。

5. ダウンロードしたファイルは捨ててもいい

 インストールが終わったら、ダウンロードしてきたファイルは用済みなので捨ててもいい。インストールについては次回書くのでちょっと待っててね。

 さて次回は第4回。いよいよ「インストール」についてです。解凍してもまだそのままじゃ使えないの。待っててね~♪

□窓の杜 - 圧縮・解凍(「Lhasa」のダウンロードページ)
http://www.forest.impress.co.jp/library/lhasa.html

(小松 佳那)

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