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WAVE編集ソフト「WavePaseri」v0.98
25種類用意されたエフェクトや、イコライザーでWAVEファイルを編集しよう

(99/01/29)

「WavePaseri」v0.98  Windowsの起動時や終了時、エラー発生時などWindowsを利用していると様々な効果音を耳にする。メールソフトなどではメールが届いている際に効果音を再生してくれるソフトも数多い。ただ、Windowsに標準で搭載されているWAVEファイルでは物足りないというあなたにおすすめなのがWAVE編集ソフト「WavePaseri」だ。WavePaseriはコンプレッサーやディストネーションなど、ギターなどの楽器にかけるエフェクターの機能を備えており、さまざまな効果をWAVEファイルに施すことが可能だ。

 WavePaseriはwav/aiff/auの3種類の音声ファイルに対応した音声データの編集ソフト。音声データを読み込むと、点やラインで形成された波形データが表示され、指定した範囲内のデータの切り取りやコピー、貼り付け、削除などをテキストのコピーなどと同じような感覚で行うことができる。また、音声特有の操作として、コピーした音声データをカーソル位置の音声データとミックスさせることもできる。もちろん、指定範囲内の再生や録音、ループ再生のほか、サンプリングレート/ビット数/チャンネル数の変更などにも対応している。

 音声データを加工するエフェクトメニューは計25種類用意されている。ノイズ除去では、設定を強くするほど効果は大きくなるが、その分原音も変化するので注意して利用しよう。また、フェードインやフェードアウトは、ゲームなどの効果音作成にも利用できるだろう。そのほか、エコーやリバーブの付加や、音質や音程を周期的に変化させるエフェクトなどが用意されている。また、-18dB~+18dBまでの間で音質を調整するイコライザーや、周波数帯を限定して音質を調整するパラメトリックイコライザーなども用意されている。

 なお、データの処理はすべてメモリ上で行われるため、編集できる音声ファイルは数秒から数十秒のデータに限られてしまうが、Windowsの起動音やメールの着信音などの効果音作成には問題なく利用できる。あなたも、複数のWAVEファイルから好きな部分のみを切り出したり、エフェクトをかけて独特の雰囲気を出したりして楽しんでみてはいかがだろうか。

【著作権者】T.Gaito 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.98(99/01/16)

□T.Gaito's Software Room
http://www.vector.co.jp/authors/VA000716/

(山本 幸広)

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