文献データベースソフト「Ref for Windows」がv3.01にバージョンアップ
v3.01よりシェアウェアに
(98/12/15)
文献データベースソフト「Ref for Windows」が15日、v3.01にバージョンアップした。v3.01からはシェアウェアとなり、引用文献リスト作成機能がリッチテキスト形式に対応したほか、文献レコードの削除/復活機能などが追加されている。Windows 95/98/NT 4.0に対応しており、現在作者のホームページや窓の杜からダウンロードできる。作者によると、v2.106とその不具合修正版については今後も引き続き、フリーソフトとしてサポートを継続していく予定。
Ref for Windowsは文献を管理するデータベースソフトで、著者名や題名、出典、年度、キーワード、コメントなどを、一つの文献ファイルに最大30,000件登録できる。各文献レコードは学術誌や学会発表などの6種類のジャンルに分類可能で、学会発表の文献のみを検索するといった使い方ができる。
また、文献情報のインポート/エクスポート機能を備えており、Ref for Windowsを利用しているユーザー間で情報を交換できる。類似したレコードを検索する二重登録チェック機能を備えているので、情報交換の際に重複した情報を登録することもない。また、Medline formatで保存されたデータのインポートに対応しており、検索した文献情報をMedline formatで出力できる「PubMed」などの文献検索サイトを利用して、簡単に文献情報を収集することができる。もちろん、エクスポート機能を利用して作成したデータから簡単に文献リストを作成することもできる。
v3.01では論文に記入された文献レコード番号を元に文献情報を入力する引用文献リスト作成機能がリッチテキスト形式に対応したほか、文献レコードのドラッグ＆ドロップによる並べ替えへの対応や文献レコードの削除/復活機能、文献ファイルのバックアップ機能などが追加されている。
なお、内部文字コードにUnicodeを用いたWindows NT 4.0専用の文献データベースソフト「Ref for Unicode」も同日公開されており、ドイツ語やフランス語などの特殊文字を必要とする場合はこちらを利用するといい。
【著作権者】VZP02551@nifty.ne.jp 氏
【ソフト種別】シェアウェア 4,000円
【バージョン】3.01（98/12/15）
□Ref for Windows
http://member.nifty.ne.jp/refwin/
□窓の杜 - データベース
http://www.forest.impress.co.jp/db.html#refwin
（山本 幸広）
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