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特集


ノートパソコン快適化計画
デスクトップの拡張とネットワーク設定の切り替え自動化

(98/12/14)

 設置場所を選ばず、会社でも自宅でも電車の中でも同じ環境で利用できるノートパソコン。近年デスクトップパソコンに匹敵する程のパワーになり、ユーザーも増えてきている。そこで、ますます便利になってきたノートパソコンの利用をさらに快適にするオンラインソフトを紹介しよう。これで、あなたもモバイルの達人の仲間入り!?

■ デスクトップを広げよう

 ノートパソコンはどこでも持ち歩けるという利点がある反面、デスクトップが狭く、複数のウィンドウを同時に開いて作業するには不便というデメリットがある。これを解決するには、仮想的にデスクトップを拡張するソフトを利用するといい。これを使えば、たくさんのウィンドウを重ねずに開いたり、開いたウィンドウによって隠れてしまったデスクトップ上のアイコンを簡単に操作できるようになる。

WinScroll

「WinScroll」v5.6.9  デスクトップを仮想的に縦長に拡張するソフト。このソフトを起動すると、画面上にスクロールバーが現れ、マウスや[Alt]+[↑]や[Alt]+[↓]などのキー操作で縦長に拡張された仮想デスクトップをスクロールできる。また、デスクトップの上端や下端にマウスを持っていくことで、その方向へ自動的にスクロールさせることもできる。ただし、デスクトップ上のアイコンと壁紙はスクロールしない。デスクトップが広がるため、多くのウィンドウを開いても重ならないように配置でき、狭い画面でも有効に活用できる。常に見たい時計などのウィンドウや、スクロールに失敗するウィンドウなどは「スクロールさせないウィンドウ」に登録しておくとスクロールせず常に表示される。

【著作権者】中島 智秋 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】5.6.9(97/09/06)

□Tomoaki Nakashima's HOME!!
http://www.kinet.or.jp/naka/tomo/
□窓の杜 - その他
http://www.forest.impress.co.jp/window.html#winscroll

DesktopS for Windows98

「DesktopS for Windows98」v3.00  一つのデスクトップを仮想的に広げるのではなく、複数の仮想デスクトップを切り替えるタイプのデスクトップ拡張ソフト。画面上に表示される「セルウインドウ」の「セル」をマウスで選択するか、設定したホットキーを用いることで各仮想デスクトップを切り替えることができる。また、セルウインドウを利用して、他の仮想デスクトップのウィンドウを現在利用している仮想デスクトップに移動させることも可能。セルに名前をつける機能を利用し、仕事とプライベートなど用途別に使い分けるという活用方法もある。なお、仮想デスクトップと同時にタスクバーも切り替わるが、デスクトップ上のアイコンや、壁紙、スタートメニュー、タスクトレイのほか、Internet Explorer統合環境のクイックランチャーは切り替わらない。

【著作権者】堀 清隆 氏
【ソフト種別】シェアウェア 900円
【バージョン】3.00(98/12/04)

□Pouly's Home
http://www.wht.mmtr.or.jp/~pouly/

■ ダイヤルアップ接続を簡単に

 一台のノートパソコンを持ち歩き、複数のプロバイダーを使い分けたり、自宅や会社などで複数のアクセスポイントを利用するようになると、ダイヤルアップネットワークから目的のアクセス先を選択するのが大変になってくるが、ダイヤルアップ接続支援ソフトを利用すれば、複数のアクセスポイントを簡単に使い分けることができる。

Change Dial for Windows

「Change Dial for Windows」v1.12  ダイヤルアップ接続支援ソフト。利用しているプロバイダーの電話番号を登録しておくと、設定したホットキーやタスクトレイのアイコンメニューから選ぶだけでダイヤルアップ接続することができる。さらに、接続と同時に指定したソフトを実行したり、アクセスポイントが話し中の場合に登録した電話番号順にダイヤルアップしなおす機能などもある。また、「Change Proxy for Windows」と連携することで、プロバイダーごとにブラウザーなどのプロキシー設定を自動変更することができる。

【著作権者】柿沼 力 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.12(98/10/30)

□RikiSoft Home Page
http://www.mars.dti.ne.jp/~kakinuma/

■ ネットワーク設定を切り替える

 自宅や会社など複数のネットワークを利用する場合、移動するたびにネットワークの設定を変更するのは面倒なもの。そのような環境で利用している人におすすめなのが、ネットワーク設定切り替えソフトだ。ここで紹介するソフトは、メニューから選択するだけでプロキシーやネットワーク設定を変更することができる。

Change Proxy for Windows

「Change Proxy for Windows」v3.23  ブラウザーなどのプロキシー設定を変更するソフト。利用しているプロキシーを複数登録しておくと、タスクトレイのアイコンメニューから選ぶだけで、プロキシーの変更が可能になる。プロキシーは一般的に外部からは利用できないので、会社と自宅などで別々のプロバイダーを使っている人におすすめ。Internet Explorer 4.0x、Netscape Navigator 3.0x、Netscape Communicator 4.0xのほか、PointCast日本語版、WWWC、Teleport Proに対応しており、それらが利用するプロキシーを同時に変更できる。また、Internet Explorer 4.0xのホームページ設定の変更にも対応している。

【著作権者】柿沼 力 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.23(98/11/09)

□RikiSoft Home Page
http://www.mars.dti.ne.jp/~kakinuma/
□窓の杜 - ブラウザー
http://www.forest.impress.co.jp/browser.html#changeproxy

KemaNet

「KemaNet」v2.03  ネットワーク設定を切り替えるソフト。IPアドレスやDNS、Windowsワークグループなどの設定のほか、標準で利用するプリンターなどを切り替えることができる。頻繁にTCP/IP設定を変更する人におすすめのソフトだ。ネットワークの情報は直接指定することもできるが、現在のネットワーク設定を読み込む機能を備えているのでネットワークを利用できる状態にしてから登録すると簡単だ。なお、TCP/IPに関する設定を切り替える場合は、再起動する必要があるので注意しよう。なお、プロキシー変更はInternet Explorerのみに対応している。

【著作権者】Nobuhiro Oki(ミの) 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.03(98/11/29)

□ミの のページ
http://www02.u-page.so-net.ne.jp/rb3/nobuoki/
□窓の杜 - TCP/IPツール
http://www.forest.impress.co.jp/tcpip.html#netconf

(山崎 真裕)

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