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オフラインでゆっくり閲覧「WebAuto」v3.04β1
機能充実のウェブオートパイロットソフト

(98/11/27)

「WebAuto Ver3.04β1」  『テレホーダイには入っていないので電話代が気になる…』『テレホーダイの時間帯は回線混雑で重くてイライラするけど、深夜遅い時間までは起きていられない…』そんな人たちに愛用されているウェブオートパイロットソフト。登録しておいたホームページを、空いている時間帯に自動的に巡回してハードディスクに保存し、回線接続を切った後にオフラインで落ち着いてゆっくり閲覧できるようにするソフトを一般に「WWW自動巡回ソフト」とか「ウェブオートパイロットソフト」などと呼ぶが、その種の定番といえるものの一つが「WebAuto」だ。

 「WebAuto」は使いやすさと多機能さに特徴がある。更新されたページのみの巡回指定、リンクをたどる階層数の指定、時刻指定に自動巡回させられるタイマ予約機能といった基本的な巡回機能はもちろんだが、一度に10までの接続セッションを並行しての高速ダウンロード、おおよその巡回終了時間を予想する機能、閲覧用WWWブラウザーの切替え、ブックマークからのURLインポート、パスワード認証ページ対応、巡回しない内部URLの設定、クリッカブルマップやフォームリンクへの対応など、機能豊富で、さまざまに融通の利く点が何と言ってもうれしい。

 また、ハードディスクに保存しなかったページへのリンクは、ローカルファイルへのリンクではなく、オンライン上のURLに修正されるため、保存されなかったページへも、回線をつなげばそのままたどることができる。2つのサーバーにまたがっている特殊な構造のサイトなども、外部リンクとみなさないURLの指定によって一度に巡回することが可能だ。ウェブオートパイロットソフトにおよそ欲しいと思われる機能のほとんどを網羅し、かつ細かい配慮が行き届いているのだ。

 そのほかちょっと面白い機能としては、巡回したサイトのリンク構造をツリー表示してくれる機能がある。ページの頭からたどらなくても、見たいページだけを簡単に開くことができるのだ。いわゆる'隠しページ'も、ツリー表示なら発見しやすい。

 ウェブオートパイロットソフトは時間と料金の節約になるばかりではない。ウェブ構造を勉強したり、解説ページのたぐいをいつでもサッと参照できるようにしたり、モバイル派なら帰りの電車の中でウェブ巡回を楽しんだり、ギャラリー系ページの画像一括収集といった使い道もある。使い方次第でさまざまな用途が考えられるのだ。「WebAuto」の使い勝手の良さは自信を持ってオススメできる。ダイヤルアップユーザーだけでなく専用線ユーザーにも使ってみてほしい一品だ。

【著作権者】(有)ヤナソフト
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】3.04β1(98/09/19)

□やなさんのホームページ
http://www.dango.ne.jp/yanasoft/

(ひぐち たかし)

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