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NetscapeがMozillaの最新バイナリー版を公開
開発者向けバージョンを毎晩公開

(98/09/07)

バージョン情報  米Netscape Communicationsは3日(現地時間)、「Mozilla」のバイナリー版を初めて公開した。Mozillaは、ソースコードを全て公開するオープンなWWWブラウザーとして開発が進められているもので、今までは、実行に開発環境とコンパイル作業が必要なソースコードのみが公開されていた。現在までに公開されているのは、Windows(32bit)版、Macintosh版、Linux版の3種類のみで、そのほかのプラットフォームに対応したバイナリーも追って公開される予定。今後は毎晩、その時点での最新版をMozillia専用Webサイト「mozilla.org」で公開していくという。

 ただし、これらのバイナリーはあくまでも開発者向けに公開されたものであり、同社が動作を保証しているものではないため、実行するには注意が必要。同社もその点はmozilla.orgで繰り返し警告しており、各自の責任で利用する必要がある。使用期限は30日間。なお、Windows版を実行するにはVisual C++に含まれている「MFC42D.DLL」などのDLLファイルが別途必要になる。

アイコンと起動画面  編集部で実際にダウンロードしてテストしたところ、Mozillaのアイコンや起動画面が変わっており、ウィンドウ右上にある「N」マークの部分も恐竜に似たマスコットキャラクターMozillaに差し替えられていた。ブラウザーのデザインはCommunicatorv4.06を踏襲しているが、コマンドボタン等も少なく、表示される文字が重なったり、メニューにはあっても実装されていない機能があるなど、まだ完成度は低いようだ。今後の日々のバージョンアップに期待したいところだ。

□Mozilla ホームページ
http://www.mozilla.org/binaries.html

(小山 文彦)

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