| 窓の杜リニューアルのお知らせ |
|---|
(98/06/02)
－ 窓の杜は「メディア + 推薦ソフトライブラリ」のサイトに －
窓の杜はおかげさまで1996年10月の開設以来、編集部の想像をはるかに超える勢いでアクセス数が伸び続け、今では月間1億ヒットを記録するまでに成長いたしました。これは多くの皆様から窓の杜がオンラインソフトに関する定番サイトとして認知され、また高い評価をいただくと同時に、編集部に大きな期待が寄せられていることの証明であると認識しております。ふだんからご利用いただいている皆様には深く感謝するとともに、改めて責任の重さを痛感する次第です。
しかしながら、予想外の急成長ぶりに編集部自身が追いつかず、すべてのご期待には応えられていないという面があるのも事実です。特に作者の方からのソフトウェア登録のご依頼につきましては、編集部側の評価チェック作業に時間がかかりすぎ、ご依頼から登録までに数ヶ月待ちという状態が長らく続き、多くの方からご不満やご意見、強いご批判をいただいております。編集部もこうした未評価ソフトの対応に日々追われ、ほかのサービスにまで影響が及び始めているという現状に、重大な問題であり、最優先課題であると考え、さまざまな改善策を講じてまいりました。しかし、現在までに目立った成果を出せずにいるのが現実であり、根本的な見直しをせざるを得ないと判断するにいたりました。
結論としては、窓の杜は原点に立ち返り、新たな形のサイトとしてオンラインソフトに関する「メディア＋推薦ソフトライブラリ」へとリニューアルし、新たなスタートを切ることにいたしました。
■これまでの経緯
そもそも窓の杜は、その前身である、ひぐちたかし氏個人の運営による「秋保窓」から発展したサイトであり、そのコンセプトは「自らの評価によって厳選したソフトを多くの人に紹介し、配布する」という点にありました。パソコン通信サービスなどで行われているような登録フリーのソフトウェアライブラリーではなく、主体性を持ち、独自の評価により厳選したソフトのみをWebとftpで紹介／配布する、というのが原則でした。窓の杜となってからもそのコンセプトは引き継いだものの、自ら優秀なソフトを探し出す以外に、アンテナを広げる意味で作者の皆様から直接ソフトをご送付していただくことを始めたところ、その件数が予想外の数におよび、編集部側の作業が膨大なものとなりました。窓の杜は、ソフト一つ一つに対して操作性や機能性、便利さなどを細かく評価したうえで掲載の可否判断を行い、掲載の場合は評価結果をもとにした紹介文を作成するという一連の作業を行っています。ソフト一つの処理に少なからず時間と人間が必要な構造になっています。現状で未評価ソフトが700本あるうえ、今も新規でソフトを送付される方が多く、このままでは問題の解決が難しいと判断し、根本的な運営形態の見直しを実施するに至りました。
■新しい窓の杜について
新しい窓の杜は、オンラインソフトの最新ニュースを中心に情報発信する「メディア」と、編集部が独自に厳選したソフトを収録して日々アップデートしていく「推薦ソフトライブラリ」との二本柱のコーナーを持つサイトとして、1998年秋にリニューアルを予定しております。
リニューアルするまでの間も、現在評価作業中のソフト紹介や既掲載ソフトのバージョンアップ情報は今までどおり掲載され、ダウンロードも可能です。
メディアの部分では、世界中のオンラインソフトの動きをウォッチし、最新ソフト情報、アップデート情報、インタビューや特集記事などを掲載し、Webとメールを使って発信します。広大で動きの激しいオンラインソフトの世界の最新情報が、ここに集約される形となります。
推薦ソフトライブラリの部分は、現状のftpサービスをより厳選するかたちにし、今後は常時一定数を保つよう編集部で管理いたします。すべて編集部の手によって収集し、日々アップデートを行うほか、月単位での掲載ソフトの追加、差し替え、削除などの見直しを行います。見直しされたものにつきましては、バックナンバーとして一定期間保管（掲載）する予定です。
この二本柱は、ちょうどCD-ROM付きの雑誌と同じ関係と考えていただければわかりやすいでしょう。紙の部分がメディア、CD-ROMが推薦ソフトライブラリ、ということになります。将来的には、弊社の発行する月刊の雑誌との連動も検討中です。
また作者様からの自薦情報は、雑誌と同様に自由形式のプレスリリースとしてお送りいただければ幸いです。必ずしも掲載を保証できるものではございませんが、編集方針に合わせて掲載を随時検討させていただきます。
■ソフトの新規受付中止と未評価分のソフト掲載方法について
★リニューアルの第一段階として、さきほどのような事情から、まずソフトの新規登録に関するご依頼の受付を6月2日をもって中止させていただきます。
★6月2日までに受け付けたソフトで、現在未評価のままとなっているものに関しては、編集部では評価作業を行わず（ウイルスチェック除く）、作者自身による紹介文をいただいたうえで無条件に掲載いたします。対象となる方には、編集部からメールを差し上げますので、フォーマットにしたがって内容を記述してご返送ください。窓の杜に掲載を申し込んだにもかかわらず、未掲載のソフトをお持ちの作者様には、ソフト紹介文フォーマットを別送いたしますので、誠にお手数とは存じますが、ご記入いただき、ご返送くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、この対象となったソフトに関しては、リニューアル後も年内は継続して掲載することをお約束します（その後、掲載対象からはずれた場合でも、さらにバックナンバーで一定期間掲載されつづけます）。
度重なる編集方針の変更と、これまでにお約束したサービスを完全な形で提供できなかったことにつきまして、ここで深くお詫び申し上げます。ご意見等ございましたら、<mado-no-mori-info@impress.co.jp> あてに電子メールでお送りいただければ幸いです。
－ 以上 －